準備室だより

10期生 高齢者体験

 老年看護学概論の授業の一環で高齢者体験を行いました。 

おもりをつけたり、支柱やサポーターを巻いたりすることで関節の曲がりずらさを体験しました。また、ゴーグルをつけ見えにくさを体験したことで、高齢者が普段どのように感じているのかを知ることができました。

 普段何気なく行っている階段の上り下りも関節が曲がりにくく、一段一段が、とても大変でした。また、腰が曲がっていて前傾姿勢になるため、落ちてしまうのではないかという不安も感じることができました。

 学校の一階にある在宅実習室では、掃除機をかけたり、浴槽に入ってみたり、ベッドに寝転がるなど生活動作を体験しました。長時間の掃除機掛けは腰に負担がかかることを知りました。また一人ではベッドに寝転ぶことも大変で、側臥位で寝ているほうが楽ということもわかりました。

 今回の体験を通して、高齢者の方が普段このような思いをして生活されていることを知ることができました。この経験を生かして、些細なことにも気を配り、高齢者の援助や声がけを行っていたいと思います。

P.N 広報1年