準備室だより
基礎看護学実習Ⅰ
7月末に1年生の初実習がありました。
7月23日~28日の4日間、木曽病院・安曇野赤十字病院・伊那中央病院の患者さん・スタッフの方々のご協力いただき、学生は多くの発見や学びがあったようです。
基礎看護学実習Ⅰの目的は、「臨床の看護場面を通して、患者の療養環境、看護の役割について理解する」でした。
臨床の指導者さんや病棟スタッフについて、実際のさまざまな看護援助の場面、患者さんとのコミュニケーションの様子を見せていただいたり、看護師が看護する上で大切にしていることといった看護観にも触れたりしました。療養環境として、患者さんが安全安楽に過ごすための病棟や病室の環境はどうなっているのか、どうしてそうなっているのかなど理由や根拠を含めて知る機会となりました。
個人およびグループで実習を振り返り、7月31日のまとめの発表会では、3つの病院の、24人の学生の学びを共有しました。初めてきく医療機器名・医療専門用語があればすかざず質問するなど、活発な意見交換の場となりました。
初めての環境・実習で緊張していた学生も多く、土日をはさみ何とか過ごすことができたとほっとする学生、患者さんに励まされ看護師への思いをさらに強く膨らませた学生、もっとたくさんの時間を患者さんと話したかったという学生など、疲れ果てつつも、目は生き生きと輝いていました。
実習を終えて、学生たちは夏休みに入りました。それぞれの体験や学びから自分が目指す看護師像について、また、目指す看護師になるための具体的な課題についてまとめるレポート課題が出ています。提出は本日までです。看護師への道を一歩踏み出した学生たちのどんな思いが集まってくるかとても楽しみにしているところです。